英文は、主語と述語から成る「節」の組み合わせでできていて、「節」には、目的語、補語などの「内部構造」があります。ここで紹介するSentence Structure Ruler (SSR)は、「節」と「内部構造」を表記する独自の方法です。
例えば、下記の文では、節が3つあり(主節、現在分詞、that節)、各節の内部構造が、SVO、V、SVCであることをSSRで示しています。
[例文]
He left a message saying he would probably be a little late.
(彼はたぶん遅くなるだろうという伝言を残した。)
SSRの構造
主節でも、不定詞や分詞でも、文としての基本構造は同じです。その構造は、S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)、A(付加項)と、主語に先行する項からなります。
付加項は、前置詞句か副詞句からなり、項数に制限はありません。学校文法ではM(修飾語)と表記されています。
主語に先行する項は、従属節、Yes/No疑問文では1つであり、助動詞、接続詞、疑問詞、関係詞などが配置されます。Wh疑問文では、疑問詞と助動詞が入る2つの項が存在します。